ドクターグリップシリーズは現在幅広いバリエーションが展開されています。
このドクターグリップは20年以上も前の1999年に販売されたモデルで、現在販売されているドクターグリップで最も古いデザインです。
元祖ドクターグリップと言っても過言ではありません!
20年以上も前のモデルのシャープペンシルがどうして現在も販売され、多くの人に愛されているのか紹介していきます!
この記事の目次
【パイロット(PILOT)ドクターグリップの基本情報】
まずはパイロット(PILOT) ドクターグリップの基本情報から。
パイロット(PILOT) ドクターグリップのスペック・性能などをざっくりと知りたい方はこちらを参考にどうぞ!
(他のシャーペン記事にも同じように基本情報をまとめてあるので、比較しやすいかと思います)
ブランド名 | パイロット(PILOT) |
製品名 (品番) |
ドクターグリップ (HDG-50R) |
種類 | シャープペンシル |
税込み価格 | 525円 |
芯径 | 0.5mm |
カラーバリエーション | |
【全4色】 トウメイブルー(HDG-50R-TL5) メタリックシルバー(HDG-50R-MS5) メタリックブルー(HDG-50R-ML5) メタリックピンク(HDG-50R-MP5) |
|
長さ(全長) | 151mm |
太さ(最大径) | 14.3mm |
重さ(重量) | 23.9g |
ボディの素材 | 樹脂(プラスチック) |
グリップ(持ち手部分)の素材 | シリコンラバー |
グリップ(持ち手部分)の柔らかさ | やや柔らかめ |
クリップの素材 | 樹脂(プラスチック) |
ノックボタンの素材 | 金属 |
消しゴムの有無 | 有 |
替えゴムの有無 (品番) |
有 (HERF-10) |
芯出しの方式 | フレフレ式 ノック式 |
付属品 | なし |
特におすすめの人 | 社会人 |
キャッチフレーズ | 首・肩・腕にやさしい ドクターグリップ (ドクターグリップ公式サイトより) |
特筆すべきスペック・機能 |
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知名度 | |
使いやすさ | |
疲れにくさ | |
価格・コスパの良さ | |
機能の多さ | |
総合評価 |
パイロット(PILOT)ドクターグリップの3つの特徴
パイロット(PILOT) ドクターグリップの3つの特徴を詳しく見ていきましょう。
パイロット(PILOT) ドクターグリップ特徴その1:
20年以上変わらない「無垢なデザイン」が味になる
最近のシャープペンシルって見た目にこだわったものが非常に多いですよね。
素材も高級感のある金属や木軸が使用されているもの、カラー展開も多色展開とデザインに凝ったものが多い印象です。
また、形も流線型の洗礼されたものが多く、ゴツゴツした無骨な印象を受けるものは少ない印象です。
最近のものは確かにかっこいい、でも洗礼されすぎて、なんだか「無機質」「冷たい」といった印象を受けたことはありませんか?
一方、20年以上前に販売され、現在も当時の姿を変えないドクターグリップは、びっくりするほど無骨でシンプルです。
このシャープペンシルは機能最重視で作られています。
そのため、開発当初から見た目にこだわることなど考えられておらず、とにかく無垢なデザインが特徴的です。
発売当初のままのドクターグリップの姿は、現在のシャープペンシルと比べると正直不完全。
でも、その不完全さが、このドクターグリップの醸し出す存在感や佇まいとなり、魅力となっています。
ハイテクな現代と、無垢な過去が混ざり合う異質な存在です。
他のもので例えるなら、フィルムカメラやレコードプレイヤーのような感じ。
このようなレトロなシャープペンシルに魅力を感じる人は、きっと僕以外にもたくさんいるはず。
ドクターグリップのようなレトロなデザインは、それを知らない世代の方にとっても、新しくもどこか親近感が湧く商品だと思います。
その親近感は愛着となり、最初は正直微妙と思っていた方も、見れば見るほど味を感じるシャープペンシルになると思います。
味のあるシャープペンシルを使ってみたい。
ドクターグリップは、そんな方に特におすすめのシャープペンシルです。
パイロット(PILOT) ドクターグリップ特徴その2:
疲れにくい太軸シャープペンシルの生みの親。公式サイトで購入出来る最古の「ドクターグリップ」
皆さんは、どんな太さのシャープペンシルが好きですか?
「僕はしっかり持ちたい派だから、力を込めやすい細軸かな」
「私は最低限の力で書きたいから、太軸が好き」
このように、筆圧や手の大きさ、求める要素によって好みは様々だと思います。
しかし、30年ほど前では、細軸のシャープペンシルしか存在しませんでした。
シャープペンシルといえば、鉛筆のような「細軸」が当たり前だったのです。
ですが、とあるシャープペンシルの誕生で常識が変わります。
その名も「ドクターグリップ」
今から30年以上前の1991年、初代ドクターグリップ(ボールペン)が開発されました。
肩や腕にかかる負担を軽減する事を目的とし、販売当初からやや太めの「無理なく握れる軸径」を採用しています。
人間工学に基づいて実験に実験を重ね、ようやく実現した軸径なんだそうです。
握った時に滑りにくくするため、グリップには弾力性の高い「シリコーンラバー」を採用しています。
シャープペンシルのドクターグリップシリーズも同様に、そのスピリットと技術を見事に受け継いでいます。
今回ご紹介しているドクターグリップは2001年に販売開始された、現状公式サイトで購入できる最古のドクターグリップ。
「昔のシャープペンシルを使ってみたい、でもしっかり実用性もあるものが良い」
そんな方に、20年以上もの間、愛され続けているシャープペンシル「ドクターグリップ」をぜひ使っていただきたいです。
パイロット(PILOT) ドクターグリップ特徴その3:
1978年に誕生。パイロット独自の「フレフレ機構」はとっても便利
ドクターグリップシリーズといえば、人間工学由来の「ドクターグリップ」に加えて、もう1つ有名な機能があります。
その名も「フレフレ機構」
この機能は、シャープペンシルを持ち替えることなく、振るだけで芯が出るというもの。
芯がなくなってしまっても、ほぼノータイムで次の文字が書き出せるフレフレ機構はとっても便利です。
一度は使ったことがあるという方もきっと多いはず。
初めてフレフレ機構が開発されたのは、今から40年以上も前の1978年。
パイロット(PILOT)が初の振り子式シャープペンシルとして販売した、2020シリーズ初代の「ヤング2020」に初めて搭載されました。
2020シリーズは海外で「The Shaker」の名で販売され、芯を出すことの常識を変えたヒット商品となります。
その後、満を辞して、1991年発売の初代ドクターグリップにもフレフレ機構を搭載されました。
人間工学由来による「ドクターグリップ」の高い機能性も相まって、フレフレ機構はドクターグリップがベストセラー商品になる火付け役の1つとなりました。
今回ご紹介している、2001年発売のドクターグリップにも、もちろん搭載されています。
また、ドクターグリップが爆発的ヒットとなり、一躍有名になったフレフレ機構は、パイロット(PILOT)内だけでなく、他社製品にも搭載されるようになり、現在では数多くのシャープペンシルがフレフレ機構を搭載しています。
ルーツではないものの、ドクターグリップが「フレフレ機構」を世界に広めたといっても過言ではありません。
「このシャープペンシルが、みんなの常識を変えたのか」
そんな風に思うと、今では昔のシャープペンシルとなったこのドクターグリップにも深みを感じてます。
歴史を作った一品を、ぜひその手で試していただきたいです。
ドクターグリップは細かく分類すると10種類ある!
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【まとめ】自分にぴったりのドクターグリップを見つけよう!
今回は初代ドクターグリップの特徴について紹介しました!
この優れた機能を持ったドクターグリップを使えば多くのファンがいることに納得するでしょう。
あなたのパートナーにレトロなデザインのドクターグリップを選んでみませんか?