パイロットのシャープペンシル

パイロット・S10(エステン)の5つの特徴や基本情報を紹介!

S10(エステン)は文具メーカーのパイロットが販売するシャープペンシルです。

【あわせて読みたい記事】パイロットとはどんな文具メーカー?シャープペンシル9シリーズ・46本の一覧もご紹介

S10(エステン)の価格は1,000円+消費税で相場に近く、手が出しやすいシャープペンシルです。

また、一般普及品なので、比較的多くの文房具店で販売されており、入手しやすいシャープペンシルだと思います。

既に持っている方や、どこかで見覚えがある方が多いのではないでしょうか。

今回は汎用性の高いS10(エステン)について詳しくご紹介します!

 

この記事の目次

【パイロット(PILOT)S10(エステン)の基本情報】

まずはパイロット(PILOT)S10(エステン)の基本情報から。

パイロット(PILOT)S10(エステン)のスペック・性能などをざっくりと知りたい方はこちらを参考にどうぞ!

(他のシャーペン記事にも同じように基本情報をまとめてあるので、比較しやすいかと思います)

ブランド名 パイロット(PILOT)
製品名
(品番)
S10(エステン)
(HPS-1SR)
種類 シャープペンシル
税込み価格 1,100円
芯径 0.3mm
0.4mm
0.5mm
0.7mm
0.9mm
カラーバリエーション
【全5色】
透明ブラック(HPS-1SR-TB3/TB5)
透明レッド(HPS-1SR-TR4)
透明ブルー(HPS-1SR-TL3/TL5/TL7)
透明グリーン(HPS-1SR-TG5/TG9)
透明イエロー(HPS-1SR-TY3)
長さ(全長) 145mm
太さ(最大径) 10.2mm
重さ(重量) 18.7g
ボディの素材 樹脂(プラスチック)
グリップ(持ち手部分)の素材 黄銅 梨地クロム仕上
グリップ(持ち手部分)の柔らかさ 硬め
クリップの素材 金属
ノックボタンの素材 金属
消しゴムの有無
替えゴムの有無
(品番)

(HERF-10)
芯出しの方式 ノック式
付属品 なし

 

特におすすめの人 学生(中学生、高校生、大学生)
キャッチフレーズ 使いやすい低重心設計。
勉強から一般事務。製図まで幅広く使える汎用タイプ
(S10(エステン)公式サイトより)
特筆すべきスペック・機能
  • 機能性重視。まるでマシンのような重厚感あるデザイン
  • ワンランク上の使いやすさ。基本性能が高い万能シャープペンシル
  • 操作性抜群。細かい筆記もしやすい低重心設計
  • 手元が滑らず、安定した筆記が可能になる「ローレット加工」
  • 自分に合う芯径がきっとある。5種類の芯径から選択可能
知名度
使いやすさ
疲れにくさ
価格・コスパの良さ
機能の多さ
総合評価

 

パイロット(PILOT)S10(エステン)の5つの特徴

パイロット(PILOT)S10(エステン)の5つの特徴を詳しく見ていきましょう。

 

パイロット(PILOT)S10(エステン)特徴その1:
機能性重視。まるでマシンのような重厚感あるデザイン

皆さんはシャープペンシルを選ぶとき、何を重視しますか?

僕は最も書きやすさを重視します。

シャープペンシルは、使ってなんぼのアイテム。

極論ですが、書くことだけを意識すると、デザイン性はそこまで必要ないのかなとも思います。

実際シャープペンシルを使っている時、目線は、目の前の作業にいっているはず。

言い過ぎかもしれませんが、快適な作用時間を過ごすためには、おしゃれなデザインは不要なのです。

 

S10(エステン)は、機能面重視の無機質なデザインが特徴です。

S10(エステン)の素材には、重厚感のある金属が多く使用されています。

重いシャープペンシルならではのコントロールのしやすさと、軽い力での筆記が可能となっています。

また、ボディ上部には「梨地クロム仕上げ」という加工がされています。

梨地クロム仕上げとは、表面に凹凸つけて、梨の肌のように少しざらっとした感触にする機能のことです。

これにより、長時間の作業でも手元が滑らず、筆記が安定しやすくなっています。

S10(エステン)のデザインは、何か特徴的なパーツはなく、無機質なもの。

S10(エステン)は「書くことだけ」に特化したデザインだと言えます。

 

S10(エステン)のデザインは、他のシャープペンシルと比べると、なんだか物足りないと感じるかもしれません。

ですが、一度手に取れば、他のものとはレベルの違う使い心地を体感させてくれます。

また、使っているうちに、S10(エステン)の洗礼されたデザインがだんだんクセになってくるはずです。

 

パイロット(PILOT)S10(エステン)特徴その2:
ワンランク上の使いやすさ。基本性能が高い万能シャープペンシル

「どのシャープペンシルを選んで良いかわからない...」

このように、自分に合ったシャープペンシルがわからず、迷ってしまった経験はありませんか?

シャープペンシルは、世界で220種類以上もあります。(2022年10月現在)

こんなにたくさんの種類がある理由の1つとして、様々な用途やシーンに特化したものが多いからです。

でも、用途やシーンによっていちいち使い分けるのは、正直大変。

「この1本さえあれば大丈夫!」と言える、万能なシャープペンシルがあったらとっても欲しいですよね。

 

S10(エステン)は、幅広いシーンで活躍する、使いやすさ重視のシャープペンシル。

勉強、一般事務、製図などの様々なシーンに対応できる機能が「3つ」搭載されています。

それぞれの機能について、詳しくご紹介致します。

 

1つ目は、口金部分にあるロングパイプガイドです。

S10(エステン)は作業中、手元を見やすくするために、先端のパイプが4mmほど長めに作られています。

手元がかなり見やすく、ペン先を見ながら書けるので、文字が綺麗に書きやすいです。

また、定規を使用する時も、ペン先を確認しながら線を引けるので非常に便利です。

 

2つ目は、落下時にも安心出来る、転がり防止加工です。

S10(エステン)のボディの中心部分には、小さい円形の突起があります。

この突起がストッパーの役割を果たし、落下した際や机が傾いていても本体が転がってしまうことはありません。

 

3つ目は、シーンに合わせて着脱可能なクリップです。

クリップは便利そうな反面、筆記時に手が当たってしまい邪魔だという方も多いアイテム。

好みやシーンに合わせて着脱可能なのはとっても便利です。

S10(エステン)は、どんなシーンにも役立つ機能を詰め込んだシャープペンシル。

どんな作業でも快適にしてくれる、間違いなしの高性能シャープペンシルです。

 

パイロット(PILOT)S10(エステン)特徴その3:
操作性抜群。細かい筆記もしやすい低重心設計

書きやすいシャープペンシルは、必ず「重心」に考慮されています。

「重心って聞いたことあるけど、よくわからないな...」

そんな方に、まず重心について簡単にご説明します。

重心をとってもシンプルに説明すると、物体の質量の中心のことです。

1本の指でシャープペンシルを支えた時、左右がちょうどバランスが取れる位置が重心です。

シャープペンシルは、サイズ・太さ・素材などの違いから、それぞれ重心の位置が異なります。

 

シャープペンシルは、低重心の方が良いとされています。

なぜなら、安定しやすく、余計な力がかからないから。

その理由について、わかりやすくご紹介します。

例えば、スピードをつけた車がカーブを曲がる場面を想像してみてください。

トラックよりも、車高が低いスポーツカーの方が安定して曲がれそうですよね。

力士が取組をするときも、直立せず、腰をおとしてぶつかりますよね。

シャープペンシルも同様で、低重心の方が安定しやすく、手が疲れにくいです。

書きやすさにこだわるなら、確実に低重心のシャープペンシルを選びたいものです。

 

S10(エステン)は、低重心設計されたシャープペンシル。

S10(エステン)のグリップは重めの金属で出来ているので、ペン先側が重くなっています。

低重心のS10(エステン)は、筆記が安定しやすく、軽い力でペン先を動かすことが可能です。

そのため、繊細なデザインや小さい文字でも、問題なく筆記出来ます。

目には見えない部分ですが、使ってみると扱いやすさを実感出来ます。

特にたくさん文字を書く学生には、低重心設計されたS10(エステン)はとってもオススメのシャープペンシルです。

すらすらとした筆記で、いつもよりも快適な作業時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

パイロット(PILOT)S10(エステン)特徴その4:
手元が滑らず、安定した筆記が可能になる「ローレット加工」

皆さんは、金属グリップのシャープペンシルを使ったことがありますか?

金属グリップのメリットは、他の素材のグリップよりも重いため、本体が低重心になること。

そのため、金属グリップは、書くことに特化した製図用シャープペンシルによく採用されています。

ですが、金属のグリップにはツルツルと滑りやすく、手汗も溜まりやすいデメリットも。

「金属グリップだったらなんでも良い!」というわけでもないのです。

 

S10(エステン)の金属グリップは一味違います。

S10(エステン)の金属グリップには、ローレット加工が施されています。

ローレットという言葉は、フランス語で小さい輪や車輪などを意味する「ルレット(roulette)」が由来です。

ローレット加工とは、車輪のように、グリップに十字の切れ込みが入った加工のこと。

この切れ込みが指の引っ掛かりとなり、手に吸い付くような快適な持ちやすさが実現できます。

また、グリップと指にわずかな隙間ができるため、手汗で蒸れることも防げます。

ローレット加工は、まさに金属グリップのデメリットを克服した画期的な加工なのです。

 

ローレット加工が施されたS10(エステン)を使えば、疲れにくく、長時間の作業が可能です。

グリップはシャープペンシルにおいて、最も大切な部分の1つ。

より快適に作業するなら、グリップにこだわられたS10(エステン)を使ってみてはいかがでしょうか。

 

パイロット(PILOT)S10(エステン)特徴その5:
自分に合う芯径がきっとある。5種類の芯径から選択可能

皆さんは、普段どの太さの芯径のものを使っていますか?

ちなみに、日本で最も使用されているのは、芯径0.5mmです。

なぜなら、日本語はひらがな・カタカナ・漢字と細かな文字を使い分けるため、太い芯では読みやすい文字が書きづらいから。

しかし、世界で最も使用されているのは、芯径0.7mmです。

アルファベットやアラビア語などの海外の言語は、太い芯でも書きやすいからです。

世界的には、芯径0.5mmが当たり前というわけではないのです。

 

シャープペンシルを使う好みやシーンによって、適した芯径は変わります。

例えば、細かい筆記をしたいときや、大きく書き出したい時など。

でも、芯径が変わるごとにシャープペンシルの種類が変わってしまうのは、どうしても違和感があると思います。

芯径が違っても、慣れ親しんだシャープペンシルを使い続けられたら、とっても嬉しいですよね。

 

S10(エステン)は、なんと5種類の芯径から選ぶ事ができます。

芯径の種類は、0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.7mm、0.9mmです。

それぞれの芯径について、特徴やオススメのシーンをまとめたので、参考にしてみてください!

 

シャープペンシルの芯径の選び方

  • 0.3mmは、イラストやデザインなどの繊細なタッチをする方にオススメ
  • 0.4mmは、0.5mmではやや太く、0.3mmでは芯が折れやすいなと感じる方にオススメ
  • 0.5mmは、受験勉強や事務作業などの一般的なシーンで使いたい方にオススメ
  • 0.7mmは、筆圧が高く、0.5mmではすぐに芯を折ってしまう方にオススメ
  • 0.9mmは、すらすらと書き出す事ができるので、アイデア出しやメモ書きをしたい方にオススメ

ちなみに、S10(エステン)には芯径が一目でわかる「芯硬度表示窓」が搭載されています。

S10(エステン)を複数所持しても、実際に使わず芯径がわかるので、とっても便利です。

まだ使ったことがない芯径があれば、ぜひ試してみてください。

 

また、S10(エステン)は、芯径によってカラー展開が異なるので、注意が必要です。

芯径ごとのカラー展開について、下記の表にまとめたので、こちらも参考にしてみてください!

芯の太さとカラーバリエーションの一覧

芯の太さ
【0.3mm】
透明ブラック、透明ブルー、透明イエロー
【0.4mm】
透明レッド
【0.5mm】
透明ブラック、透明ブルー、透明グリーン
【0.7mm】
透明ブルー
【0.9mm】
透明グリーン

 

【まとめ】自分にぴったりの高級シャープペンシルを見つけよう!

今回はS10(エステン)の特徴について紹介しました!

S10(エステン)は価格が安い上に高性能なので、用途に合わせて使い分けたり、サブのシャープペンシルとして複数持っておくと良いと思います!

いつも使っている文房具にこのS10(エステン)に加えて、書くことをより楽しくしてみませんか?

 

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