皆さんは木製のシャープペンシルを使ったことがありますか?
木製シャープペンシルのメリットは、「使えば使うほど味が出てくる」「手に馴染みやすい」「手入れがほとんど必要ない」などがあります。
今回ご紹介するS20(エストゥエンティ)は、文具メーカーのパイロットが販売する木製の高級シャープペンシルです。
【あわせて読みたい記事】パイロットとはどんな文具メーカー?シャープペンシル9シリーズ・46本の一覧もご紹介
価格は2,000円(税抜)と、一般的な高級シャープペンシルとしては相場より安いため、手が出しやすく、カラーバリエーションは「ブラック」「ブラウン」「マホガニー」「ダークブラウン」「ディープレッド」を採用しており、どんな場面でも違和感なく合わせやすいです。
まだ使ったことのない方も、そしてなんとなく使っている方も、木製シャープペンシルの魅力、S20(エストゥエンティ)の魅力を知っていただけたらと思います!
この記事の目次
【パイロット(PILOT)S20(エストゥエンティ)の基本情報】
まずはパイロット(PILOT) S20(エストゥエンティ)の基本情報から。
パイロット(PILOT) S20(エストゥエンティ)のスペック・性能などをざっくりと知りたい方はこちらを参考にどうぞ!
(他のシャーペン記事にも同じように基本情報をまとめてあるので、比較しやすいかと思います)
ブランド名 | パイロット(PILOT) |
製品名 (品番) |
S20(エストゥエンティ) (HPS-2SK) |
種類 | シャープペンシル |
税込み価格 | 2,200円 |
芯径 | 0.3mm 0.5mm |
カラーバリエーション |
|
【全5色】 ブラック(HPS-2SK-B3/B5) ブラウン(HPS-2SK-BN3/BN5) マホガニー(HPS-2SK-MA3/MA5) ダークブラウン(HPS-2SK-DBN3/DBN5) ディープレッド(HPS-2SK-DR3/DR5) |
|
長さ(全長) | 146mm |
太さ(最大径) | 10.6mm |
重さ(重量) | 18.0g |
ボディの素材 | 木材 |
グリップ(持ち手部分)の素材 | 木材 |
グリップ(持ち手部分)の柔らかさ | 硬い |
クリップの素材 | 金属 |
ノックボタンの素材 | 金属 |
消しゴムの有無 | 有 |
替えゴムの有無 (品番) |
有 (HERF-10) |
芯出しの方式 | ノック式 |
付属品 | なし |
特におすすめの人 | 社会人 |
キャッチフレーズ | やさしい木のぬくもりをシャープペンシルで。 (S20(エストゥエンティ)公式サイトより) |
特筆すべきスペック・機能 |
|
知名度 | |
使いやすさ | |
疲れにくさ | |
価格・コスパの良さ | |
機能の多さ | |
総合評価 |
パイロット(PILOT)S20(エストゥエンティ)の5つの特徴
パイロット(PILOT)S20(エストゥエンティ)の5つの特徴を詳しく見ていきましょう。
パイロット(PILOT)S20(エストゥエンティ)特徴その1:
優しい木の温もりを感じよう。カバ材を使用した木軸シャープペンシル
皆さんは木軸シャープペンシルを知っていますか?
木軸シャープペンシルは、近年おしゃれな文房具として注目されています。
ただ、実際使っている方はまだ少なく、知る人ぞ知る文房具の1つとも言えます。
そんな木軸シャープペンシルの魅力は、やはり素材が天然物の「木材」であるところ。
デザインにオリジナル性があるところや、経年劣化(エイジング)が楽しめたり、木の温もりが感じられるといった魅力があります。
S20(エストゥエンティ)は、パイロット(PILOT)が販売する木軸シャープペンシルです。
ボディには、美しい光沢が特徴の「カバ材」を、なんとそのままをくり抜いて使用しています。
また、カバ材は他の木材よりも木目がキメ細かく、たくさんの木目が入った姿はとっても美しいです。
そしてレグノ(HLE-250K)には、カバ材の美しさを10年、20年と保ち続ける加工がされています。
その名も「樹脂含浸加工」
樹脂含浸加工とは、耐久性を上げるために、くり抜いた木材にプラスチック(樹脂)を含浸させる加工のことです。
この加工により、傷みやすい天然素材の木材でも、長年使用し続けることが出来ます。
何年、何十年と時間をかけて、じっくりと経年劣化(エイジング)が楽しめるのです。
S20(エストゥエンティ)は、使えば使うほど艶感が増していく木軸シャープペンシル。
たくさん使い込んで、自分だけの美しいS20(エストゥエンティ)を作り上げてみてはいかがでしょうか。
パイロット(PILOT)S20(エストゥエンティ)特徴その2:
手元が見やすく、書きやすい。ロングガイドパイプを採用
「木軸シャープペンシルって見た目重視で書きづらそう...」
そんなイメージを持っていませんか?
僕もそのうちの1人でした。
確かに木軸シャープペンシルは、機能性重視のシャープペンシルと比べると書きやすさは劣ります。
ですが、S20(エストゥエンティ)は他のものとは一味違う、便利な機能が搭載されています。
その名も「ロングガイドパイプ」
S20(エストゥエンティ)は作業中、手元を見やすくするために、先端のパイプが4mmほど長めに作られています。
手元がかなり見やすく、ペン先を見ながら書けるので、文字が綺麗に書きやすいです。
また、定規を使用する時も、ペン先を確認しながら線を引けるので非常に便利です。
このような長めのパイプは、書きやすさを重視した製図用シャープペンシルによく採用されています。
S20(エストゥエンティ)は、まさに書きやすさにも重視された木軸シャープペンシルなのです。
個人的に、S20(エストゥエンティ)は最も書きやすさに特化した木軸シャープペンシルだと思います。
シャープペンシルは、やっぱり使ってなんぼのアイテム。
書きやすさも重視したS20(エストゥエンティ)は、とってもオススメの木軸シャープペンシルです。
パイロット(PILOT)S20(エストゥエンティ)特徴その3:
手にフィットして疲れにくい。細部にもこだわられた細軸のデザイン
木軸シャープペンシルのデメリットは、手が疲れやすいところ。
なぜなら、木材は加工が難しく、人の手にあったようなフォルムに仕上げることが難しいから。
さらに、木材は硬いため、長時間の作業になると手を痛めてしまう可能性も。
見た目だけでなく、持ちやすさにも考慮された木軸シャープペンシルがあれば、とっても嬉しいですよね。
S20(エストゥエンティ)は、持ちやすさにもこだわられた木軸シャープペンシル。
ボディをよく見ると、持ち手部分にかけて徐々に細くデザインされていることが分かります。
なめらかな曲線のため、指のカーブにフィットし、無理のない力で持ち続けられます。
また、持ち手が細軸なことにより、ガシッと握ることが出来るため、筆記に安定感が生まれます。
長時間の作業でも、手が疲れにくく、安定感のあるS20(エストゥエンティ)はとっても書きやすいです。
S20(エストゥエンティ)の細軸は、アクセントにシルバーが使われていることもあり、シャープで上品な印象も与えます。
S20(エストゥエンティ)は見た目、書きやすさ、そして持ちやすさにもこだわられた木軸シャープペンシル。
たくさん使い込んで、木軸シャープペンシル特有の経年劣化(エイジング)を満喫してください。
パイロット(PILOT)S20(エストゥエンティ)特徴その4:
好みの色味がきっと見つかる。豊富なカラーバリエーション
皆さんは、どんな色味の木材が好きですか?
木材にたくさんの種類があり、それぞれカラーも若干異なってきます。
例えば定番の茶色や、やや黒っぽいもの、やや赤みのあるものなど様々です。
そして、木材のカラーが違うと、経年劣化によるカラーの変化の仕方も異なります。
そのため、木軸シャープペンシルのカラーは、妥協してはいけない大切なポイントなのです。
せっかく使うなら、最も自分の好みに合った木軸シャープペンシルを使いたいですよね。
S20(エストゥエンティ)は、全5色展開と、カラーバリエーションが豊富です。
木軸シャープペンシルでここまでカラー展開のあるものは、S20(エストゥエンティ)だけだと思います。
どのカラーも木材の良さを引き立てる、比較的落ち着いた配色となっています。
また、S20(エストゥエンティ)は表面塗装ではなく、木材に直接色を染み込ませているので、色が剥げてしまうことがありません。
安心して、経年劣化によるカラーの変化を楽しむことが出来ます。
ちなみに、僕は木軸シャーペンでは珍しいディープレッドのS20(エストゥエンティ)を購入しました。
S20(エストゥエンティ)は、カラーにもこだわられた木軸シャープペンシル。
長年使うものだからこそ、最もお気に入りのカラーを選びたい。
最も好きな色味のS20(エストゥエンティ)を選んで、少しずつ変化していく姿を楽しんでください。
パイロット(PILOT)S20(エストゥエンティ)特徴その5:
安心して経年劣化を楽しめる。壊れてしまった部品は交換可能
木軸シャープペンシルの魅力の1つである「経年劣化(エイジング)」
人の手による摩擦や木材自体の風化によって、色味や質感の変化を少しずつ楽しむことが出来ます。
でも、残念ながらシャープペンシルって意外と壊れやすいんです。
これは木軸シャープペンシルも例外ではありません。
シャープペンシルは、たくさんの部品が組み合わさった繊細な作りをしています。
さらにS20(エストゥエンティ)の場合、ロングパイプガイドを採用しているので、ペン先が破損しやすいです。
ペン先は最も繊細なパーツで、少しでも歪むと芯が真っ直ぐ出てこなくなってしまいます。
もし何かの拍子に壊れてしまったらとってもショックですよね。
木軸シャープペンシルのような、時間をかけて使うほど良さが出てくるものなら、なおさらです。
安心して経年劣化(エイジング)を楽しめたらとっても嬉しいですよね。
S20(エストゥエンティ)は、もし部品が壊れてしまっても、修理が可能です。
修理を依頼する方法は3つあります。
1つ目は、パイロット製品の修理を取り扱っている最寄の文具店・百貨店への持ち込み。
2つ目は、東京都中央区にあるパイロット(PILOT)本社への郵送。(この場合、送料は自己負担です。)
3つ目は、東京都中央区にあるパイロット(PILOT)本社への持ち込みです。
そして、壊れている程度にもよりますが、修理の基本料金はたったの550円(税込)。
低価格で、大切なシャープペンシルを修理できるのはとっても嬉しいですよね。
万が一のアクシデントにも修理可能なS20(エストゥエンティ)であれば、より長くじっくりと使い込むことが可能なのです。
S20(エストゥエンティ)であれば、安心して木軸シャープペンシルを満喫できます。
せっかく買うなら、何年、何十年と使い込んで、S20(エストゥエンティ)の魅力を最大限感じてもらいたいです。
【まとめ】自分にぴったりの高級シャープペンシルを見つけよう!
今回はS20(エストゥエンティ)の特徴について紹介しました!
S20(エストゥエンティ)は味わい深い大人のシャープペンシルなので、大切な人へのプレゼント用やシャープペンシルにこだわりたい人におすすめです!
いつも使っている文房具をこのS20(エストゥエンティ)に代えて、書くことをより楽しくしてみませんか?
他のSシリーズについて詳しく知りたい方はこちら!
パイロット・Sシリーズは全部で4種類!一覧とそれぞれの違いまとめ【比較表あり】
パイロット・S10(エステン)の5つの特徴や基本情報を紹介!
パイロット・S5(エスファイブ)の5つの特徴や基本情報を紹介!
パイロット・S3(エススリー)の5つの特徴や基本情報を紹介!
パイロットについて詳しく知りたい方はこちら!
【あわせて読みたい記事】パイロットとはどんな文具メーカー?シャープペンシル9シリーズ・46本の一覧もご紹介