皆さんは国内の文房具ブランド「プラチナ万年筆」をご存知ですか?
プラチナ万年筆が誕生したのは1919年で、なんと100年以上も歴史のある文房具ブランドです。
100年以上も愛され続けるのは、徹底した「美しい文房具」へのこだわりです。
【あわせて読みたい記事】プラチナ万年筆とはどんな文具メーカー?シャープペンシル4シリーズ・22本の一覧もご紹介
今回ご紹介するのは「プロユース171(MSDA-2500)」というシャープペンシルです。
一般的には高級シャープペンシルと呼ばれるものだと思います。
プロユース171(MSDA-2500)には一体どのようなこだわりがあるのか、詳しくご紹介します!
※プロユース171(MSDA-2500)は2023年3月現在、廃盤となっています。
この記事の目次
【プラチナ万年筆(PLATINUM)プロユース171(MSDA-2500)の基本情報】
まずはプラチナ万年筆(PLATINUM)プロユース171(MSDA-2500)の基本情報から。
プラチナ万年筆(PLATINUM)プロユース171(MSDA-2500)のスペック・性能などをざっくりと知りたい方はこちらを参考にどうぞ!
(他のシャーペン記事にも同じように基本情報をまとめてあるので、比較しやすいかと思います)
ブランド名 | プラチナ万年筆(PLATINUM) |
製品名 (品番) |
プロユース171 (MSDA-2500) |
種類 | シャープペンシル |
税込み価格 | 2,750円 |
芯径 | 0.3mm 0.5mm |
カラーバリエーション | |
ブラック(MSDA-2500) | |
長さ(全長) | 144.5mm |
太さ(最大径) | 10mm |
重さ(重量) | 24.5g |
ボディの素材 | 樹脂(プラスチック) |
グリップ(持ち手部分)の素材 | 金属 |
グリップ(持ち手部分)の柔らかさ | 硬め |
クリップの素材 | 金属 |
ノックボタンの素材 | 樹脂(プラスチック) |
消しゴムの有無 | 有 |
替えゴムの有無 (品番) |
有 (ケシゴム-100A1) |
芯出しの方式 | ノック式 |
付属品 | なし |
特におすすめの人 | 学生(中学生、高校生、大学生) |
キャッチフレーズ | 精密機械のようなデザインが最高! 各所にこだわりが見られます! |
特筆すべきスペック・機能 |
|
知名度 | |
使いやすさ | |
疲れにくさ | |
価格・コスパの良さ | |
機能の多さ | |
総合評価 |
プラチナ万年筆(PLATINUM)プロユース171(MSDA-2500)の5つの特徴
プラチナ万年筆(PLATINUM)プロユース171(MSDA-2500)の5つの特徴を詳しく見ていきましょう。
プラチナ万年筆(PLATINUM)プロユース171(MSDA-2500)特徴その1:
洗礼されたクールな佇まい。全身マットブラックの製図用シャープペンシル
シャープペンシルを選ぶ時、「意外と見た目だけで選んでしまう...」なんて方も多いのではないでしょうか。
ちなみに僕も「このデザインかっこいい!」と思ったら、機能性を無視して購入するタイプなのでよく分かります。笑
でも、シャープペンシルのデザインって意外とバカに出来ないと思っています。
なぜなら、好みのデザインは、必ず次の行動を促進してくれるから。
例えば、好みの服を着ると外にお出かけしたくなるし、デザインの良いインテリアを揃えた家ではゆったりくつろぎたくなるものです。
これはシャープペンシルも同じで、お気に入りのデザインのもの持っていると必ず作業のモチベが上がります。
直接的な効果ではないものの、デザインも無視出来ないとっても重要なポイントなのです。
プロユース171(MSDA-2500)は、プラチナ万年筆(PLATINUM)は販売する製図用シャープペンシル。
プロユース171(MSDA-2500)の最大の特徴は、全身がマットブラックなところです。
ペン先やクリップなどの細部もマットブラックで染められたデザインからは、洗礼されたクールな印象が感じられます。
ラグジュアリーな高級感ではなく、技術者のガジェットのような佇まいがとってもかっこいいです!
また、マット塗装されたボディは、サラサラとした手触りも特徴的です。
見た目とは裏腹に、優しく包み込んでくれるような触り心地なので、ついつい握りたくなってしまうと思います。
見惚れてしまうほどかっこいいプロユース171(MSDA-2500)であれば、何気ない時間にモチベーションを上げてくれます。
ペンケースから時出す時、作業に疲れてふと手元を見た時などに、作業の後押しをしてくれるはずです。
プロユース171(MSDA-2500)を使って、作業内容に関わらず、ついつい手を動かしたくなる。そんな作業時間を過ごしてみませんか?
プラチナ万年筆(PLATINUM)プロユース171(MSDA-2500)特徴その2:
先端パイプの長さ・クッション性を調整可能。自分史上最高の筆記感を味わえるシュノークシステムを搭載
先ほどご紹介したように、プロユース171(MSDA-2500)はプラチナ万年筆(PLATINUM)が販売する、製図用シャープペンシルです。
製図用シャープペンシルは、一般的なものよりも筆記に特化した、機能性重視のシャープペンシルです。
その中でも特徴的なのが、手元を見やすくするための長めの先端パイプ。
筆記中の手元が見やすく、ペン先が紙面に触れるところを見ながら書けるので、文字が綺麗に書きやすくなっています。
そんな製図用シャープペンシルの先端パイプの長さは、基本的に4mm程度です。
でもこの4mmって、果たして本当に最適な長さなのでしょうか。
もちろん使用する人によっても変わりますし、使用シーンによっても変わりそうですよね。
自分史上最高の書き心地に調節出来る、そんなカスタマイズ可能な製図用シャープペンシルがあったら欲しいですよね。
プロユース171(MSDA-2500)は、独自のシュノークシステムを搭載しています。
シュノークシステムで出来ることの1つ目は、「先端パイプの長さの調整」です。
ペン先部分を回転させることで、ペン先の長さを0mm〜4mmに微調整することが出来ます。
そのため、シーンや気分によって先端パイプの長さを変えて、自分の求める最高の筆記感を実現することが可能です。
また、持ち運び時には先端パイプの長さを0mmにすることで、破損を防ぐことも出来るのも結構嬉しいポイントです!
さらに、シュノークシステムでは「芯クッションの調整」も可能となっています。
グリップ部分を押さえて、ボディを回転させることで、クッションのON・OFFを切り替えられます。
クッションONで、強い筆圧でも芯が折れない安定感のある筆記が味わえます。
クッションOFFでは、芯が紙面に接触する感覚が伝わり、より繊細なタッチが可能になります。
自分の好みに合わせて「書く」楽しさを味わえるプロユース171(MSDA-2500)は、筆記に強いこだわりを感じられるシャープペンシルです。
プロユース171(MSDA-2500)を使って、ぜひ自分史上最高の書き心地を体験してみて下さい!
プラチナ万年筆(PLATINUM)プロユース171(MSDA-2500)特徴その3:
ペン先が踊るような軽い筆記感。操作性、安定感を上げる低重心設計
書き心地の良いシャープペンシルは、必ずと言って良いほど重心にもこだわりがあるもの。
「重心って何?気にしたこともないよ...」という方に一言で説明すると、重心は物体の質量の中心のこと。
1本の指でシャープペンシルを支えた時、左右のバランスがちょうど取れる位置が重心です。
シャープペンシルは、サイズ・太さ・素材などの違いから、それぞれ重心の位置が異なります。
一般的にシャープペンシルは、低重心の方が良いとされています。
なぜなら、安定しやすく、余計な力がかからないから。
例えば、スピードをつけた車がカーブを曲がる場面を想像してみてください。
トラックよりも、車高が低いスポーツカーの方が安定して曲がれそうですよね。
シャープペンシルも同様で、低重心の方が安定しやすく、手への負担が少ないのです。
書きやすさにこだわるなら、確実に低重心のシャープペンシルを選びたいですよね。
プロユース171(MSDA-2500)は、低重心設計されたシャープペンシル。
プロユース171(MSDA-2500)はグリップの素材が金属かつ、本体上部の軸には軽量なプラスチックが使用されているので、ペン先側が若干重くなっています。
低重心のプロユース171(MSDA-2500)は筆記が安定しやすく、まるで羽が生えたような軽い力でペン先を動かすことが可能です。
そのため、繊細なデザインや小さい文字でも、思い通りに筆記することが出来ます。
重心は目には見えにくい部分ですが、実際に使うと便利さがわかる、とっても魅力的なポイントです。
これまで特に重心を意識してこなかった方、低重心特有の書き心地が好きな方は、是非一度プロユース171(MSDA-2500)を試してみてはいかがでしょうか。
一度低重心の気持ちの良い操作性を味わったら、もう普通のシャープペンシルには戻れないと思います。笑
プラチナ万年筆(PLATINUM)プロユース171(MSDA-2500)特徴その4:
手に吸い付くような握り心地。手を痛めにくい、きめ細かいローレット加工
プロユース171(MSDA-2500)は金属グリップを採用しています。
金属グリップのメリットは、他の素材のグリップよりも重いため、本体が低重心になること。
スラスラと書ける心地よさは低重心特有のもので、金属グリップは筆記に特化した製図用シャープペンシルによく採用されています。
プロユース171(MSDA-2500)の高い操作性も金属グリップがあってこそのものです。
ですが、金属のグリップは表面が滑らかな分、手元がツルツルと滑ってしまうデメリットもあるんです。
長時間の作業で手に力が入りづらくなってきた時や、手汗を書きやすい夏場には特に不快に感じるでしょう。
低重心設計を可能にしつつ、握り心地にも考慮されたグリップであれば、もっと快適に作業出来そうですよね。
プロユース171(MSDA-2500)の金属グリップには、ローレット加工が施されています。
ローレットという言葉は、フランス語で小さい輪や車輪などを意味する「ルレット(roulette)」が由来です。
ローレット加工とは、表面に車輪のような十字の切れ込みが入った加工のこと。
この切れ込みが指の引っ掛かりとなり、手に吸い付くような快適な持ちやすさが実現できます。
また、プロユース171(MSDA-2500)はローレット加工がきめ細かいので、手を痛めてしまうこともありません。
プロユース171(MSDA-2500)のローレット加工は、まさに金属グリップのデメリットを克服した画期的な加工なのです。
ローレット加工が施されたプロユース171(MSDA-2500)は、とっても握り心地の良いシャープペンシル
シャープペンシルにおいて最も大切な部分である「グリップ」にもしっかりとこだわりが感じられます。
ローレット加工は、作業中徐々に疲れが溜まり、諦めたくなる自分を支えてくれるとっても優しい機能です。
プラチナ万年筆(PLATINUM)プロユース171(MSDA-2500)特徴その5:
近年話題の芯径0.3mmにも対応。全2種類の芯径から選択可能
皆さんはシャープペンシルの芯径ってこだわりがありますか?
ちなみに日本では、芯径0.5mmが主流とされています。
日本語はひらがな・カタカナ・漢字と細かさの異なる文字を使い分けるため、筆記の太さが調整しやすい必要があるからです。
しかし、世界では芯径0.7mmが主流とされています。
アルファベットやアラビア語などの海外の言語は、太い芯でも書きやすいからです。
世界的には、芯径0.5mmが当たり前というわけではないのです。
このようにシャープペンシルを使うシーンや個人の好みによって、適した芯径は変わります。
例えば、細かい筆記をしたいときや大きく書き出したい時などでも、芯径は変えるべきなのです。
でも、芯径が変わるごとにシャープペンシルの種類が変わってしまうのは、正直違和感があるもの。
芯径が違っても、慣れ親しんだシャープペンシルを使い続けられたら、とっても嬉しいですよね。
プロユース171(MSDA-2500)は、全2種類の芯径から選ぶ事ができます。
芯径の種類は、0.3mm、0.5mmです。
一般的な芯径0.5mmに加え、綺麗な文字を書きたい女性に人気の芯径0.3mmにも対応しています。
芯径0.3mmは、イラストレーターや建築士などの細かい筆記をする方にもとっても人気です。
それぞれの芯径について、特徴やオススメのシーンをまとめたので、参考にしてみてください!
シャープペンシルの芯径の選び方
- 0.3mmは、イラストやデザインなどの繊細なタッチをする方にオススメ
- 0.5mmは、受験勉強や事務作業などの一般的なシーンで使いたい方にオススメ
プロユース171(MSDA-2500)を複数所持すれば、使用シーンに合わせて芯径を変えることが可能です。
作業内容によって芯径が変えられたら、まさに筆記のプロになれるでしょう。
シーンに合わせて芯径を使い分け、気持ちの良い作業時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
【まとめ】自分にぴったりの高級シャープペンシルを見つけよう!
今回はプロユース171(MSDA-2500)の特徴について紹介しました!
プロユース171(MSDA-2500)は高級感のある大人のシャープペンシルなので、大切な人へのプレゼント用やシャープペンシルにこだわりたい人におすすめです!
いつも使っている文房具をこのプロユース171(MSDA-2500)に代えて、書くことをより楽しくしてみませんか?
他のプロユースシリーズについて詳しく知りたい方はこちら!
プラチナ万年筆・プロユースシリーズは全部で7種類!一覧とそれぞれの違いまとめ【比較表あり】
プラチナ万年筆・プロユース171(MSDA-1500)の5つの特徴や基本情報を紹介!
プラチナ万年筆・プロユース(MSD-1500)の4つの特徴や基本情報を紹介!
プラチナ万年筆・プロユース(MSDB-1500)の4つの特徴や基本情報を紹介!
プラチナ万年筆・プロユース(MSD-1000)の5つの特徴や基本情報を紹介!
プラチナ万年筆・プロユース(MSD-500)の5つの特徴や基本情報を紹介!
プラチナ万年筆について詳しく知りたい方はこちら!
【あわせて読みたい記事】プラチナ万年筆とはどんな文具メーカー?シャープペンシル4シリーズ・22本の一覧もご紹介