グラフギア500は、文具メーカーのぺんてるから販売されている製図用シャープペンシルです。
【あわせて読みたい記事】ぺんてるとはどんな文具メーカー?シャープペンシル4シリーズ・21本の一覧もご紹介
皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。
個人的には、コスパ最強の製図用シャープペンシルだと思います。
今回は大人気の製図用シャープペンシル「グラフギア500」についてご紹介します!
この記事の目次
【ぺんてる(Pentel)グラフギア500の基本情報】
まずはぺんてる(Pentel)グラフギア500の基本情報から。
ぺんてる(Pentel)グラフギア500のスペック・性能などをざっくりと知りたい方はこちらを参考にどうぞ!
(他のシャーペン記事にも同じように基本情報をまとめてあるので、比較しやすいかと思います)
ブランド名 | ぺんてる(Pentel) |
製品名 | グラフギア500 |
種類 | シャープペンシル |
税込み価格 | 550円 |
芯径 | 0.3mm 0.4mm 0.5mm 0.7mm 0.9mm |
カラーバリエーション | |
0.3mm ブラウン(PG513) 0.4mm 0.5mm 0.7mm 0.9mm |
|
長さ(全長) | 147mm |
太さ(最大径) | 10mm |
重さ(重量) | 14g |
ボディの素材 | 金属 |
グリップ(持ち手部分)の素材 | 金属 |
グリップ(持ち手部分)の柔らかさ | 硬め |
クリップの素材 | 金属 |
ノックボタンの素材 | 樹脂(プラスチック) |
消しゴムの有無 | 有 |
替えゴムの有無 (品番) |
有 (Z2-1N) |
芯出しの方式 | ノック式 |
付属品 | なし |
特におすすめの人 | 学生(中学生、高校生、大学生) |
キャッチフレーズ | 先金とグリップ一体型の低重心設計 (グラフギア500公式サイトより) |
特筆すべきスペック・機能 |
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知名度 | |
使いやすさ | |
疲れにくさ | |
価格・コスパの良さ | |
機能の多さ | |
総合評価 |
ぺんてる(Pentel)グラフ500の7つの特徴
ぺんてる(Pentel)グラフ500の7つの特徴を詳しく見ていきましょう。
ぺんてる(Pentel)グラフ500特徴その1:
自分史上、最も綺麗な文字を書こう。長めの先端パイプとステップヘッド状のペン先
文字が綺麗な人を見ると、なんだか真面目でしっかり者のように思ったことはありませんか?
逆に文字が汚い人を見ると、少し印象が悪く感じてしまうこともありますよね。
綺麗な文字を書くことって、実は多方面に良い影響があるのですが、実際のところ自分の書く文字に自信がある方は少ないと思います。
ノートに書いた自分の文字を見返した時、「汚っ!」とうんざりしたことがあるはずです。
文字が汚いとノートを見返す気にもなりませんし、人前で書くときも自信がなく、恥ずかしくなってしまいます。
これでは自己肯定感も下がり、当然作業のモチベーションも上がりません。
この原因は、文字を書く時にペン先が手元で隠れてしまい、ペン先を見ながら書くことが出来ないから。
手元を見ずに、なんとなく頭でイメージして書いているからこそ、自分の本来の文字よりも汚くなってしまうのです。
書くことが楽しくなるような、綺麗な文字が書きやすいシャープペンシルがあったら欲しいですよね。
グラフ500は、ぺんてる(Pentel)が販売する製図用シャープペンシル。
グラフ500の最大の特徴は、一般的なものよりも先端のパイプが長めに作られているところ。
たった4mm程度ですが、この4mmが筆記を大きく変えるのです。
一般的なシャープペンシルだと、ペン先が手元と重なって見づらいですが、グラフ500なら視界良好。
ペン先をしっかりと確認しながら筆記出来るので、綺麗な文字が書きやすいです。
手元を見ながら書く文字と、手元が見づらい中書いた文字との差は歴然。
定規を使って線を引く時にも、とっても便利な機能ですよ。
また、グラフ500のペン先は、段階ごとに細くなっていく「ステップヘッド状」を採用しています。
一般的な円錐型のものよりも、無駄の少ないステップヘッド状のペン先は格段に見やすく、さらに視界が広がって書きやすくなっています。
グラフ500のペン先からは、計算された筆記へのこだわりが感じられ、まさに「書くための道具」といったところ。
グラフ500を使えば、自分史上最も綺麗な文字を書くことが出来、きっと書くことが好きになっていくと思います。
グラフ500を使って、作業内容に左右されず、「書くことが楽しい!」と思える時間にしてみませんか?
ぺんてる(Pentel)グラフ500特徴その2:
ペン先とグリップが一体化。常に筆記が安定するからモチベを維持しやすい
長時間作業していると、ペン先がぐらついて筆記しづらくなる時ってありますよね。
ペン先がぐらぐらすると、気が散って作業に集中出来なくなる可能性があります。
この原因の1つは、ペン先とグリップの繋ぎ目にあります。
この繋ぎ目は、繋ぎ目部分をネジのように回転させることで、ペン先部分とグリップ部分が分解できるというもの。
芯が詰まった場合など、稀に分解する時に使いますが、正直ほとんど使いません。笑
それどころか、この繋ぎ目が筆記中の振動などで意図せず緩んでしまい、手元がぐらつく原因になることも。
当たり前だったペン先とグリップの繋ぎ目ですが、よくよく考えると邪魔なのかもしれません。
グラフ500は、ペン先とグリップが一体化したシャープペンシル。
繋ぎ目がないので、作業中にペン先が緩んで、手元がぐらぐらしてしまうことがありません。
安定した筆記が可能なグラフ500は、長時間の作業にも最適です。
また、無駄な繋ぎ目のないデザインがとってもスタイリッシュで、洗礼された印象を受けます。
一体化させる加工は高度な技術を要するため、世界で初めて芯径0.5mmのノック式シャープペンを作ったぺんてる(Pentel)だからこそ実現したものだと思います。
実際にグラフ500使ってみると、口金が長いにも関わらずペン先が安定していて、とっても気持ちの良い書き心地でした。
抜群の安定感を誇るグラフ500であれば、常に思い通りの筆記が可能です。
作業を始めた時、長時間の作業で疲れてきた時など、どんな時でも変わらない書き心地があなたのモチベを後押ししてくれるでしょう。
グラフ500は作業を楽しむのではなく、シャープペンシルを使うことを楽しもうと思わせてくれる、非常に書き心地の良いシャープペンシルです。
ぺんてる(Pentel)グラフ500特徴その3:
本物の書き心地を再現。気持ちよくスラスラ書ける低重心設計
書き心地の良いシャープペンシルは、必ずと言って良いほど重心にこだわりがあります。
「重心って何?気にしたこともないよ...」という方に一言で説明すると、重心は物体の質量の中心のこと。
1本の指でシャープペンシルを支えた時、左右のバランスがちょうど取れる位置が重心です。
シャープペンシルは、サイズ・太さ・素材などの違いから、それぞれ重心の位置が異なります。
一般的にシャープペンシルは、低重心の方が良いとされています。
なぜなら、安定しやすく、余計な力がかからないから。
例えば、スピードをつけた車がカーブを曲がる場面を想像してみてください。
トラックよりも、車高が低いスポーツカーの方が安定して曲がれそうですよね。
シャープペンシルも同様で、低重心の方が安定しやすく、手への負担が少ないのです。
書きやすさにこだわるなら、確実に低重心のシャープペンシルを選びたいですよね。
グラフ500は、低重心設計されたシャープペンシル。
グラフ500はグリップの素材が金属かつ、本体上部の軸には軽量なプラスチックが使用されているので、ペン先側が若干重くなっています。
低重心のグラフ500は筆記が安定しやすく、まるで羽が生えたような軽い力でペン先を動かすことが可能です。
そのため、繊細なデザインや小さい文字でも、思い通りに筆記することが出来ます。
手元が見やすい、グラフ500の長めのペン先との相性は抜群です。
重心は目には見えにくい部分ですが、実際に使うと便利さがわかる、とっても魅力的なポイントです。
これまで特に重心を意識してこなかった方、低重心特有の書き心地が好きな方は、是非一度グラフ500を試してみてはいかがでしょうか。
ぺんてる(Pentel)グラフ500特徴その4:
金属グリップでも滑りにくい。安定した筆記を守るローレット加工を採用
グラフ500は、金属グリップを採用しています。
金属グリップのメリットは、他の素材のグリップよりも重いため、本体が低重心になること。
スラスラと書ける気持ちよさは、低重心のもの特有の魅力です。
そのため、金属グリップは、書くことに特化した製図用シャープペンシルによく採用されています。
ですが、金属のグリップにはツルツルと滑りやすく、手汗も溜まりやすいデメリットも。
「金属グリップだったらなんでも良い!」というわけでもないのです。
グラフ500の金属グリップは、他のものとは一味違います。
グラフ500の金属グリップには、ローレット加工が施されています。
ローレットという言葉は、フランス語で小さい輪や車輪などを意味する「ルレット(roulette)」が由来です。
ローレット加工とは、車輪のように、グリップに十字の切れ込みが入った加工のこと。
この切れ込みが指の引っ掛かりとなり、手に吸い付くような快適な持ちやすさが実現できます。
また、グリップと指にわずかな隙間ができるため、手汗で蒸れることも防げます。
ローレット加工は、まさに金属グリップのデメリットを克服した画期的な加工なのです。
ローレット加工が施されたグラフ500は、とっても握り心地の良いシャープペンシル
シャープペンシルにおいて、最も大切な部分である「グリップ」にもしっかりとこだわりが感じられます。
グラフ500のグリップをついつい握りたくなっても、しっかり手も動かしてくださいね。笑
ぺんてる(Pentel)グラフ500特徴その5:
余計な装飾は一切不要。まるでApple製品のようなシンプルなデザイン
「シャープペンシルは、書くための道具。」
極論ですが、書くことだけを意識すると、見た目だけの装飾などは全く意味のないものだと思います。
実際シャープペンシルを使っている時、目線は手元のシャープペンシルでなく、目の前の作業にいっているはず。
言い過ぎかもしれませんが、より書きやすいシャープペンシルを求めると、おしゃれなデザインは不要なのです。
グラフ500は、無駄のない洗礼されたデザインが特徴です。
ボディは万人ウケするシルバーで統一されており、とってもシンプルです。
特別な装飾はついておらず、その分スリムな細軸ボディとなっており、手が小さい女性でもしっかりと握り込むことが出来ます。
また、グラフ500のクリップは、加工されていない、ただの一枚板のようなデザイン。
無機質なクリップだからこそ、付け根がすっきりしているので物を奥まで差し込むことができます。
グラフ500のデザインは、まるで洗礼されたApple製品のよう。
グラフ500は「書くことだけ」に特化したデザインだと言えます。
グラフ500のデザインは、他のシャープペンシルと比べると、なんだか物足りないと感じるかもしれません。
ですが、一度手に取れば、他のものとはレベルの違う使い心地を体感させてくれます。
また、使っているうちに、無駄の削ぎ落とされたグラフ500のデザインがだんだんクセになってくるかもしれません。
ちなみに僕は、既にグラフ500のデザインに虜になっています。笑
ぺんてる(Pentel)グラフ500特徴その6:
この性能でたったの500円(税抜)。学生に優しい低価格な製図用シャープペンシル
シャープペンシルを選ぶ上で、価格はとっても大切な要素です。
どんなに性能が良いシャープペンシルでも、価格が高いとなかなか買おうと思いづらいもの。
正直1,000円を超えると、購入を躊躇する方も多いのではないでしょうか。
その上、シャープペンシルって意外と壊れやすいんです。
落下による衝撃や、持ち運び時の衝撃などで壊れてしまった、なんてことはよく聞く話。
書い直しの可能性も考えると、出来るだけコストを抑えたいですよね。
グラフ500の価格は、たったの500円(税抜)。
製図用シャープペンシルであるところ、その他の高い機能面を考慮するとかなりコスパが良いと思います。
グラフ500は、どうしてこのような低価格が実現出来ているのか。
それは、シンプルな形状にすることで、装飾などのデザインに費用をかけなくて良いから。
無駄のないグラフ500だからこそ、500円(税抜)という価格を実現出来ているのです。
グラフ500は学生のお財布にも優しいシャープペンシルです。
コスパの良いグラフ500であれば、比較的購入のハードルは低いと思います。
500円(税抜)で良質な製図用シャープペンシルが購入できると思えば、とってもお手軽だと思いませんか?
今のシャープペンシルでは満足いってない方、グラフ500にちょっとでも興味がある方は、是非一度実際に試してみてはいかがでしょうか。
ぺんてる(Pentel)グラフ500特徴その7:
未経験の芯径にも挑戦してみよう!全5種類の豊富な芯径を展開
皆さんは普段どんな芯径のシャープペンシルを使用していますか?
大体の方が芯径0.5mmのものを使用しているのではないでしょうか。
実際日本では、芯径0.5mmが主流とされています。
日本語はひらがな・カタカナ・漢字と細かさの異なる文字を使い分けるため、筆記の太さが調整しやすいものが良いためです。
しかし、世界では芯径0.7mmが主流とされています。
アルファベットやアラビア語などの海外の言語は、太い芯でも書きやすいからです。
世界的には、芯径0.5mmが当たり前というわけではないのです。
このようにシャープペンシルを使うシーンや個人の好みによっても、適した芯径は変わります。
例えば、細かい筆記をしたいときや、大きく書き出したい時などでも、出来ることならその都度芯径は変えるべきなのです。
でも、芯径が変わるごとにシャープペンシルの種類が変わってしまうのは、正直違和感があるもの。
芯径が違っても、慣れ親しんだシャープペンシルを使い続けられたら、とっても嬉しいですよね。
グラフ500は、全5種類の芯径から選ぶ事ができます。
芯径の種類は、0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.7mm、0.9mmの5種類展開です。
一般的な芯径0.5mmに加え、近年女性に人気の芯径0.3mmや、太めの芯径0.9mmなど幅広い方の好みやシーンに対応しています。
それぞれの芯径について、特徴やオススメの使用シーンをまとめたので、参考にしてみてください!
シャープペンシルの芯径の選び方
- 0.3mmは、イラストやデザインなどの繊細なタッチをする方にオススメ
- 0.4mmは、0.5mmではやや太く、0.3mmでは芯が折れやすいなと感じる方にオススメ
- 0.5mmは、受験勉強や事務作業などの一般的なシーンで使いたい方にオススメ
- 0.7mmは、筆圧が高く、0.5mmではすぐに芯を折ってしまう方にオススメ
- 0.9mmは、すらすらと書き出す事ができるので、アイデア出しやメモ書きをしたい方にオススメ
ちなみにグラフ500は、芯径によって本体の刻印などの細部のカラーが若干異なります。
下記の表に芯径とカラーバリエーションについてまとめたので、是非参考にしてみてください!
グラフ500の芯径とカラーバリエーションの一覧
芯の太さ | カラー |
0.3mm | ブラウン |
0.4mm | グリーン |
0.5mm | ブラック |
0.7mm | ブルー |
0.9mm | イエロー |
さらに、グラフ500には、本体中央に芯の濃さが一眼でわかる「芯硬度表示窓」が搭載されています。
そのため、芯径が同じものでも使い分けやすく、よりシーンに合ったシャープペンシルで筆記することが可能です。
グラフ500は、複数の芯径や芯の濃さを使い分けるためのプロ仕様のシャープペンシルです!
低価格なので、これを機に未経験の芯径にチャレンジしてみても良いかもしれませんね。
【まとめ】自分にぴったりのシャープペンシルを見つけよう!
今回はグラフギア500の特徴についてご紹介しました!
グラフギア500は機能性が高い上に、価格は低めに設定されているので、まだ使ったことない方はぜひ試していただきたいです。
また、芯径を使い分けて複数所持することもおすすめです!
いつも使っている文房具にこの「グラフギア500」に代えて、書くことをより楽しくしてみませんか?
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